お月さまってどんなあじ?
作・マイケル・グレイニエツ (セーラー出版)
和紙のような不思議な質感のお月さまの絵。
サブレかお煎餅のようにも見えて、確かにおいしそう。どんな味がするんだろう?と動物たちが妄想をふくらませるのもわかるような気がします。
お月さまを取るために、次から次へと動物たちが呼び集められていく様子は、どことなく『おおきなかぶ』を思い起こさせるシチュエーション。
さてお月さまは実際どんな味だったのでしょう?すっかり満足して一緒に眠る彼らの寝顔をどうぞご覧あれ。
けれど物語の本当のオチは、ラストのサカナのひとことにあるんですけどね…。
どんなことであれ、視点を変えると思いもかけないことが見えてきたりするものですよね、本当に。